TiDB Cloudの新ナビゲーション：文脈、明瞭さ、拡張性を追求して構築

※このブログは2025年7月10日に公開された英語ブログ「TiDB Cloud’s New Navigation: Built for Context, Clarity, and Scale」の拙訳です。

2025年6月、TiDB Cloudはコンソールのナビゲーションに大規模なアップデートを導入しました。これは単なるUIの刷新に留まりません。複数のチーム、プロジェクト、環境をまたいで分散型データベースを管理するという、ユーザーの実際の作業に即したインターフェースへと基盤が移行したことを意味します。

このデザイン変更により、ユーザーは現在の状況を把握しやすくなり、アクションを取りやすくなるとともに、複雑さを増すことなく運用をスケールできるようになります。リソースの切り替えからメニューの視認性に至るまで、ユーザーの集中力と使いやすさを向上させるために、すべてが見直されました。

TiDB Cloudコンソールナビゲーション：実際のワークフロー向けに設計

これらの変更は、TiDB Cloudをご利用のお客様による実際の利用パターンに基づいて決定されました。クラスタの管理、クエリの記述、メトリクスの確認など、どのような作業を行う場合でも、新しいレイアウトでは必要なものが手の届く範囲に保たれ、不要な時は邪魔にならないように配置されます。

新機能は以下の通りです。

• 折りたたみ可能なサイドバー：インターフェースをあなたの作業スタイルに合わせて調整できます。特にSQLエディターでの作業時や小さな画面を使用している際に、サイドバーを折りたたむことで、よりすっきりとした画面で作業に集中できます。

• 統一されたリソース切替器：画面上部にあるドロップダウンを使って、組織、プロジェクト、クラスタ間を素早く切り替えることができます。これにより、現在のコンテキストが明確に保たれ、クリック数が削減されます。
• コンテキスト対応メニュー：メニューが現在の選択内容に連動して変化するようになりました。選択中のプロジェクトやクラスタに関連性の高いツールのみが表示されるため、ナビゲーションが高速化され、画面の煩雑さが解消されます。

• 役割ベースの可視性：ユーザーは自身の役割と権限に合ったオプションのみを見ることができます。クエリを実行しているユーザーであれ、請求を管理しているユーザーであれ、コンソールはあなたの視界を集中させるよう設計されています。
• グローバルツールへの固定アクセス：サポートリソース、通知、およびアカウント設定は、サイドバーの最下部に配置されました。これらは常に表示され、いつでも利用可能であり、作業の邪魔になることはありません。

チームの実際の作業方法に合わせてナビゲーションを調整することで、新しいコンソールは、複雑な操作をよりシンプルかつ管理しやすいものに感じさせます。

成長に合わせて進化するナビゲーションシステム

私たちは、新しい構造を以下の3つの核となる原則に基づいて構築しました。

• 状況を最優先：正しい組織、プロジェクト、またはクラスタで迷わずに作業できるようにします。
• タスクの明確化：ユーザーが実現しようとしている事柄に基づいて機能を整理します。
• スケーラブルなデザイン：将来的なユースケース、サービス、および役割の増加に伴う成長をサポートします。

ナビゲーションは、単に移動手段ではありません。それはプラットフォームが何が可能かを伝える方法です。だからこそ、私たちはナビゲーションをそれ自体が独立したプロダクト体験として扱っています。

皆様のご意見をぜひお聞かせください

ナビゲーションは決して完成することはありません。私たちは今後も、ガイド付きウォークスルー、文脈に応じたヒント、そしてよりスムーズな画面遷移といった、丁寧なアップデートを通じてこの体験を改善し続けます。まずは、以下のことをお勧めします。

• TiDB Cloudで新しいナビゲーションを試して、アップデート内容をご確認ください。
• 何がうまくいっていて、何が改善できるかをお知らせください：フィードバックを送信していただくことで、すべての人にとってより良い体験を構築する手助けになります。

数週間後には、このデザイン刷新がどのように実現されたのかを詳しく解説する続報の投稿を公開する予定です。どうぞご期待ください！