NewSQLデータベースでどう変わる?

2025年12月26日発売予定の書籍 『NewSQL徹底入門 分散DBのアーキテクチャからユースケースまで』 の出版を記念して、著者のミック氏(『達人に学ぶDB設計徹底指南書』などの著者)と小林氏(NewSQL記事の連載や、「マルチクラウドデータベースの教科書」の著者、「詳説 データベース」監訳者)を特別ゲストに迎えたオンラインイベントを開催します。

1970年代、データの整合性や一貫性を重視するリレーショナルデータベース (RDB) が登場し、ビジネスシステムの中心的存在として広く普及しました。一方、2000年代に入り、Webサービスやビッグデータの急速な拡大によって「スケーラビリティ」や「柔軟なデータ構造」が求められるようになり、「Not Only SQL (SQLにとらわれない)」という思想を掲げたNoSQLが登場します。そして今、RDBの堅牢さとNoSQLの拡張性を兼ね備えたNewSQL時代が到来しています。では、いったい何が「New」なのでしょうか?

本イベントでは、NewSQLの最新動向や設計思想からTiDBを中心とした実践的な活用事例を深く掘り下げます。TiDBを活用したユーザーの事例や経験を交え、NewSQLの概念を実践へとつなげるヒントを一緒に探りましょう。

イベント概要

開催日2025年12月11日(木)
時間12:00 – 15:00 (開場 11:50)
形式オンライン配信 (登録アドレスにZoom視聴用URLを送付します)
主催PingCAP株式会社
参加費無料 (要事前申込)

タイムテーブル

12:0012:05

開会

12:0512:35
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分散トランザクションの厄介なアノマリー「因果逆転」を防ぐ - NewSQLの戦略

ミック 氏

NewSQLは内部的に分散構成を採用していることから、トランザクションも複数のノードで分散実行されることが普通です。このとき、各ノードの時刻は微妙にずれており、すべてのノードが従う絶対時間が存在しません。それゆえ、分散トランザクションでは、モノリシックなデータベースでは起きなかった直観に反する挙動が起きます。その最も厄介な代表例が、処理の順序が逆転してしまうため、あたかも時間が巻き戻ったかのように見える「因果逆転」です。この因果逆転がいかなる現象であり、TiDBに代表されるNewSQLがそれをどのように克服したかを解説します。
12:3513:05
FY26_Event_NewSQL Virtual Event

NewSQLのアーキテクチャ- 歴史から考える -

株式会社NTTデータ OSSソリューション統括部
テクニカルリード 小林 隆浩 氏

長年現場でリレーショナルデータベースを利用してきた立場から、NewSQLはどのような経緯で登場したのか、どんな技術が内部で使われているのかについて解説します。
13:1013:40
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AI時代のデータベース - TiDB Xの紹介とこれから

PingCAP株式会社
Senior Solutions Architect & Developer Advocate 関口 匡稔

TiDB Cloudのリリース以来TiDBは様々なお客様に活用され、そのニーズを汲み取ってきました。当初「スケーラブルなMySQL」として始まったTiDBがどのようなニーズを元に進化したのか、最新のTiDB Xのアーキテクチャの紹介とともに考えてみます。
13:4514:05
FY26_Event_NewSQL Virtual Event

3,000時間/月の業務削減を実現する~Dify × TiDB Cloud StarterによるAI基盤の裏側~

株式会社サイバーエージェント AIオペレーション室
開発エンジニア 西 悠之 氏

生成AIを全社で活用するには、エンジニア以外でも扱える使いやすさと、柔軟かつ安全なインフラが必要です。本セッションでは、全社横断でAI業務を推進する「AIオペレーション室」が、どのようにDifyを中心としたAIプラットフォームを展開し導入に至るまでの過程で、月間3,000時間以上の業務削減の舞台裏の実技術選定や構成の変遷までの実体験を交えてお話しします。
14:1014:50
FY26_Event_NewSQL Virtual Event_Speaker_AltPlus_300x300

AuroraからTiDBへ!!安定運用タイトルで挑んだTiDB移行とNewSQLの可能性

株式会社オルトプラス 技術部
エンジニアマネージャー 浦谷 和茂 氏

運用中のゲームタイトルは、運用6年目を迎えるほど安定していました。それでは、なぜこの安定したタイトルをTiDBへ移行する必要があったのでしょうか?そんな疑問をお持ちの方も多いかと思います。本セッションでは、その背景を踏まえつつ、TiDBへの刷新理由や選定理由、移行作業での工夫について紹介します。 さらに、移行直後に発生したトラブルへの対応や、移行後に活用しているTiDB Cloud APIを用いた運用自動化の取り組みについてもお話しします。 今回のイベントは「NewSQL」をテーマとしているので、NewSQLの特徴に触れつつ、TiDBならではの強みを紹介します。
14:5015:00

閉会

※講演者またはセッション内容は、予告なく変更となる場合がございますのであらかじめご了承ください。

キャンペーン

参加者の中から抽選で合計30名様にプレゼント!

イベントにご参加いただいた方の中から、抽選で合計30名様にNewSQL/TiDBに関する書籍またはAmazonギフトカードをプレゼントいたします。

[参加者特典]

※キャンペーン主催:PingCAP株式会社
※AmazonはAmazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

抽選の詳細と提供条件

  • 本イベントにご参加いただいた方
  • 日本在住の企業に所属するエンジニアの方 (※学生、個人事業主、アカデミック目的、同業他社様は対象となりません。)
  • 同じメールアドレスまたは同一人物によるアンケートの複数回答はできません。複数の回答があった場合は、先の登録が有効となります。
  • プライベートメールアドレスでのご登録はできません。ビジネスメールアドレスでのご登録をお願いします。
  • 当選は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。賞品のお届けは、イベント後、順次行う予定です。
  • ノベルティのお受け取りには、イベント当日提供されるアンケートからご希望のノベルティを選択しフォームにご入力いただく必要がございます。なお、フォームの入力ミスにより書籍が届けられない場合、フォームに所定の情報を入力いただけなかった場合、また応募に関して不正な行為があった場合は、ご登録を取り消させていただく場合がございますのであらかじめご了承ください。

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