はじめに

TiDB Cloudは、 フルマネージドなDatabase as a Service（DBaaS）です。TiDBの優れた点をすべてクラウドに取り込み、複雑なデータベースではなく、アプリケーションに集中できるようにします。

この15分間のチュートリアルでは、TiDB Cloudとオープンソースのビジネスインテリジェンス（BI）ツールであるMetabaseを接続する方法を学びます。Metabaseを使ってBIダッシュボードを構築し、Capital Bikeshareのサンプルデータ（Capital Bikeshare Data License Agreementに基づいて公開されたデータ）を使って分析について学びます。

開始する前に

• TiDB Cloudクラスタを作成し、TiDB Cloudクイックスタートガイドに従って、Capital Bikeshareサンプルデータをインポートします。
• インストラクションに従ってMetabaseをインストールします。 オンプレミスまたはクラウドでのインストールを選択することができます。

TiDBクラスタのIPアドレスの取得

1. https://tidbcloud.com/console/clustersにアクセスし、クラスタにサインインします。
2. TiDB Cloudコンソールで、パネル右上のConnect をクリックすると、Connect to TiDBダイアログが表示されます。
3. クラスタ用のトラフィックフィルタを作成します。

• Metabaseの使用方法に応じて、以下のオプションからトラフィックフィルタを選択します。

• オンプレミス版のMetabaseをご利用の場合は、Add Your Current IP Address. をクリックします。お客様のIPアドレスが自動的に入力されます。
• クラウドプラットフォームでMetabaseを使用している場合は、Allow Access from Anywhereをクリックします。

• Create Filterをクリックしてください。

-hパラメータと-Pパラメータの間に記載されているTiDB Cloudのアドレスは、後のステップで使用しますので、メモしておいてください。例えば、以下のようになります。

$ mysql -u root -h tidb.xxx.xxxxx.us-west-2.prod.aws.tidbcloud.com -P 4000 -p

TiDB CloudとMetabaseの接続

1. Metabaseアプリケーションを起動し、Let’s get startedをクリックします。

2. 手順1で希望する言語を選択し、 Nextをクリックします。
3. 手順2で入力した情報とアカウント情報を入力し、Nextをクリックします。
4. データを追加するのステップで、Database typeドロップダウンメニューをクリックしてMySQLを選択します。
5. 以下の設定を行います。

Name: Bikeshare
Host: <TiDBクラスタのIPアドレスの取得で取得したTiDB Cloudのアドレス>
Port: 4000

6. データベース名： bikeshare

Username: root
Password: <TiDB Cloudデータベースクラスタのパスワード>

以下はその一例です。

7. 下にスクロールして、Nextをクリックします。
8. 使用状況データの設定ステップでは、必要に応じて設定を変更し、 Nextをクリックします。
9. Take me to Metabaseをクリックします。

BIダッシュボードの構築

この演習では、Capital Bikeshareのサンプルデータを分析し、最も人気のある自転車の種類を特定することにします。

1. Metabaseのトップページで、OUR DATA項目までスクロールし、Bikeshareをクリックします。

2. Tripsテーブルをクリックします。
3. tripsテーブルを表示します。 これは、TiDB Cloudクラスターにインポートしたサンプルデータセットです。
4. 乗車可能な各自転車の種類に関連するレコードの数を表示するには、右上の+Summarizeボタンをクリックします。

     5. 指標としてCountを選択し、Group by FieldでRideable Typeを選択します。

棒グラフがすぐに表示されます。